スマホ・PCの「キャッシュ」ってなに?

スマホやPCにはキャッシュと呼ばれる仕組みがあります。
キャッシュとは一時的に情報を溜め込んでおく器のようなものです。
一番分かりやすい例では、インターネットで一度閲覧したサイトの情報を
パソコンの一時情報として記憶させておくことで次から同じサイトを
表示する時間が軽減されるわけです。
他にも良くコピペという言葉を聞くかと思いますが、コピーするということは
その情報を一時的に保管しなければ、ペーストすることが出来ませんよね。
そのコピーすることをキャッシュに保存すると言います。
このキャッシュの領域が大きければ大きいほど、処理のために一時的に
保管できる情報量が増えるので性能が良いとされています。
キャッシュが少ないと溜め込む量に限界があるので、いきなり動作が遅くなったり
フリーズしてしまったりします。
もっと一般的な言い方をするとメモリとも言われます。
メモリとはその字のままですからイメージを掴みやすいのではないでしょうか。
実は人間の脳にもキャッシュと同じような働きをする場所があります。
それは脳の中心付近にある海馬と呼ばれる器官で、一時的な記憶を管理します。
つまり、昨日の夜食べたご飯はなんだ?という質問に答えられるのは、
この海馬に情報が蓄えられていて、それを正しく引き出してこれているからです。
このように説明するとキャッシュというのがどういう役割をしているか、
分かりやすいのではないでしょうか。