パソコンの用語に「キャッシュ」や「クッキー」といったものがあります。
いずれもパソコン内部に保存されている情報の一種で、クリアする等の言い方をします。
しかしこの二つは全く目的の違うものであることを知ってください。
それではどのような目的、役割の違いがあるかを見てみましょう。
1.キャッシュ
キャッシュとはお金のことではなく貯蔵するという意味から来ています。
これはWebブラウザなどでアクセスしたサイトの表示速度を上げるために、
サイトの画像などの情報をパソコン内部に保存することを意味します。
一度でもアクセスしたサイトは一時領域に情報が保存され、
2回目以降のアクセス時は一時領域の情報が使われるので表示が早くなります。
2.クッキー
テキスト形式で保存される情報です。
キャッシュと同じように一時領域に保存されるのですが、クッキーはサイトの情報ではなく
そのサイトを利用した人の情報を含んでいます。
そのため、クッキーには有効期限が設定されています。
個人情報に近いものがクッキーには含まれているので、学校などの共用の場で使われている
パソコンについてはクッキーをクリアすることで履歴を削除できます。
このようにキャッシュとクッキーはパソコンの一時領域に保管する情報としては、
同じに見えますが使われ方は全く違うと言っても良いでしょう。
同じなのは、いずれもWEBサイトにアクセスすることで一時領域に情報が保存されることです。
また、キャッシュもクッキーも内部保存しないように設定することが出来ます。