朝イチにPCを起動させてから30分くらい不安定なんだけど…ナゼ?

パソコンを朝一番に起動させても、30分ほど動作が不安定になった経験はありませんか。
どうして起動しただけなのに不安定になるんだろうと疑問に思うでしょうが、
朝一番に起動させるという所に問題が隠れています。

その原因は、電源ユニットを構成しているコンデンサの不調の可能性が高いです。
コンデンサは経年劣化による影響を受けやすく、長く使えば使うほど性能は低下しますが
それに加えて寒いという条件も性能低下の要因となります。
朝イチというのは、季節によってはパソコンそのものが寒さで冷え込んでいて
コンデンサが寒さの影響を受けている可能性が考えられます。

寒いとコンデンサの性能が下がるため、パソコンを構成している部品に必要な電力が
上手く行きわたらないことによって不安定になります。
30分ぐらい不安定だというのは、30分程度でコンデンサが温まって通電が正常になるためです。

起動したらすぐにインタネットを閲覧しようとしてブラウザを起動したり、
メールを確認するためにメーラーを起動すればより電力が必要になりますので、
その分だけ動作は不安定になっていきます。
回避方法としては、夜間にパソコンが寒さの影響を受けないような場所に保管するか
部屋の温度を上げることしかないでしょう。

注意すべきはこのような現象が起こっているということは、電源供給に問題があるので
ハードディスクなどにデータを書き込んでいるタイミングで、電力が寸断したり
いきなり再起動すると記憶域が破壊されるリスクが高くなるからです。
そのため、症状に気が付いたタイミングで早めにデータをバックアップしましょう。

PCデータのバックアップ←やったほうがいいと思いながら大半の人がやっていない

PCデータは故障時に備えてバックアップしておくべき。
ということは何かにつけて目にしたり、耳にすることでしょう。
確かにPCデータのバックアップはデータ破損したときに、素早くリカバリーするために
必要不可欠なことですが、とは言っても大半の人は実際にバックアップは行ってません。

どうして大半の人はバックアップを取らないのでしょうか。
いくつかの原因があると考えられます。
まず、バックアップを取るのが面倒だという事です。
バックアップは定期的に取ることが推奨されていますが、普通にパソコンを使っていて
定期的にバックアップする時間を確保できる人はそれ程いません。

次に、バックアップを取らなくてもそう簡単にパソコンは故障しない。
パソコンの故障は前触れに関係なく突然起こるものですが、全ての人がパソコンの
故障を経験するわけではありません。
むしろ大半の人はデータが消えてしまうようなパソコンの故障には直面しないのです。

だから、バックアップを取ったほうが良いのはわかっていても、リスクに直面していないので
必要性に疑問を感じてしまうのです。
そんな簡単には故障しないんだから、バックアップを取るだけ時間の無駄だと考えますし
壊れたらその時考えればいいと思ってしまうのでしょう。

中には最低限このデータだけは別のところにバックアップしておいて、
パソコンが壊れたら新しいのを購入して最低限のデータをコピーして使う、
というようなリカバリーの仕方をする人もいます。
それぐらいバックアップというのは軽く見られているという事です。