「Optane」メモリとは?

「Optane」メモリとはインテルが開発したメモリで「オプテイン」と発音します。
この「Optane」メモリは、最も使用頻度の高いプログラムを学習し
即座に使えるようにしておくことで、使用者に対応した応答性の高い環境を実現する仕組みです。

プログラムだけでなく、ドキュメント、画像、ビデオなども使用頻度の高さを学習し
すぐにアクセスできように高速化します。
これはパソコンの電源をオフにしても記憶し続けています。

作業するためのタイムラグが最短となるため、待ち時間を感じることなく
シームレスな作業が可能と言われています。

「Optane」があれば、無駄な待ち時間が劇的に解消されることから
作業効率は各段に上がります。
また、ゲームなどをプレイする際にも遅延を起こすことなくプレイできるため、
マシンに依存するデメリットを極限まで低減させることができるでしょう。

どうしてこのようなことができるのか。
それはSSDをHDDの領域キャッシュとして利用することで、パソコンの起動や
アプリケーションの応答速度を飛躍的に向上させることができているのです。

簡単に言うと既存のストレージであるHDDに、SSDを付帯させることによって
起動させるのに必要なデータをキャッシュ保存しておき、2回目以降の起動は
HDDを読み込むことなく高速に取り出すことができるのです。

ただし、「Optane」にもデメリットはあります。
読み込み速度は各段に速くなりますが、書き込み速度は速くなりません。
通常のSSDであれば読み込みも書き込みも両方速くなりますが、
「Optane」は読み込みのみ高速化すると考えてください。