PCゲームのレイトレーシングとは?

レイトレーシングとは、ゲーム映像などをモニターで表現する際に
光源から出ている光の量、方向を把握し、物体の表面などで発生する光の
反射や屈折を現実世界により近い状態にするためにコンピュータが計算し
その映像を作りだす技術の事です。

例えば水面への光の反射や、木漏れ日、爆発時の炎の移り変わりなどを
より現実世界に近づけるための技術です。

PCゲームにおいては表現される映像がよりリアルなものとなるように、
このレイトレーシングの技術を使っています。

これを処理しているのがグラフィックボードです。
ゲームから出ている映像データは映像そのものではなく、映像の元データで
それを処理するのがグラフィックボードになるので、この性能が高ければ高いほど
レイトレーシング機能も高くなり、よりリアルな映像を映し出すことができます。

同じゲームをプレイするにしても、グラフィックボードの性能によっては
見え方が全く異なってくるのはこのためです。
ですから、ゲーミングPCはこのグラフィックボードの性能を追求したものが多く、
一般的なパソコンでは不要と言われるほどの高スペックとなっているのです。

よりリアルな映像でゲームをプレイすることでちょっとした相手の反応などを
見極めることができるので、ゲームプレイを極めるためにはグラフィックボードの
性能は無視することができません。

常に最新のグラフィックボードでゲームプレイすることこそが、
ゲームで少しでも有利になるポイントとなっているのです。

【Wi-Fi の規格】「Wi-Fi 6」って何?「Wi-Fi 5」との違い

Wi-Fiの規格には様々ありますが、最近よく目にするものに「Wi-Fi 6」があります。
数年前までは「Wi-Fi 5」という規格が主流のようでしたが、
今は「Wi-Fi 6」が最新になっているようです。
そこで「Wi-Fi 6」と「Wi-Fi 5」で何がどう違うのか見てみましょう。

Wi-Fi 6の正式名称は「IEEE 802.11ax」と呼ばれ、Wi-Fiの6つ目の規格ということで
Wi-Fi 6で表記が統一されることになりました。

何がどう変わったのかというと…

【通信速度が速くなる】

Wi-Fi 6の通信速度はWi-Fi 5と単純に比較すると1.4倍も高速になります。
動画などの大容量データを扱うのが一般的になっているため、それらのデータ転送に
対応すべく高速化が図られました。

【複数端末の接続を快適にする】

最近はパソコンやスマホだけでなく、ゲーム機器、テレビ、冷蔵庫、エアコン
といったように様々な家電がインターネットに接続するようになりました。
従来のWi-Fiでは複数のデバイスを接続すると不安定になっていましたが、
この問題に対応したのがWi-Fi 6です。

【電力消費を抑える】
Wi-Fiへの接続は接続元の電力消費が高い傾向にありました。
それをWi-Fi 6では接続元の負荷を下げるような仕組みに改善されています。

【高いセキュリティ】
Wi-Fi 6はWi-Fi 5よりもセキュリティが高くなっており、外部からの侵入などを
未然に防ぐ機能が備わっています。

このようにインターネットを使用するにあたって必要な機能が、
軒並み強化されたのがWi-Fi 6と言えるでしょう。